
世界的にも「Ukiyo-e」としてその名が知られている「浮世絵」。江戸時代では庶民の娯楽として、そば1杯程度の値段だったらしくポスターのようなものであったということです。

19世紀後半、西洋を席巻したジャポニスム。あのピカソも血まなこになって浮世絵を収集したみたいです。
その浮世絵の人物が羽織っている着物の柄は、よく見ると様々なパターンがあり江戸文化のレベルの高さに驚かされます。



浮世絵師として知られる葛飾北斎は、絵師だけでなくデザイナーとしても活躍しており、文政8(1825)年刊行の『新形小紋帳(しんがたこもんちょう)』は、主に着物のテキスタイルとして活用されました。この『新形小紋帳』は明治時代になって『北斎模様画譜』という名称で再販され、以降掲載されている模様は「北斎模様」という名前で呼ばれています。北斎は着物のほか、キセルや櫛のデザインも行っていたようです。

「現在、存在するネクタイの柄(テキスタイルデザイン)は、浮世絵の着物の柄にその原形がある」という浮世絵を研究されている日本史学者の言葉を数十年ぶりに今、思い出しました。
ヨーロッパの有名ブランドのテキスタイルデザイナーも浮世絵の着物の亀甲柄や小紋などを参考にしたのでしょうか?